なぜキャストには仕事を面倒くさがる人が多いのでしょう。
①採用以前の問題
②採用時の問題
③教育の問題
①の人材採用以前の問題。
そもそも、その方が持っているポテンシャルの問題もあるでしょう。水商売ほどの高度なサービス業の場合、この要素がかなりの割合を占めることは否めません。
(ただし、元々のコミュニケーション力に問題がある人でもナンバーワンになる人もいるので、他の要素もからんできます)
②の採用時の問題。
仕事を始めるきっかけや、理由は非常に大きいです。どれだけ必死か、どのくらい腹が据わっているか。また、働く前に「君なら楽に稼げるよ」と聞いていたとしたら、苦しくなった時に「話が違う」と辞めたくなるでしょう。
③の教育の問題。
教育はまず、キャストの仕事に対する価値観を経営者の価値観と一致させなければなりません。オーナーがどんなお店にしたいかという、イメージが明確なお店は、実際に強いです。それが末端まで浸透し、一致団結できたら、そんな組織風土を築くことができたら、いざこざもおこらないし、みんなお給料以上に働きだそうとするものです。
また、例えキャストが「よし、頑張ろう!」という気持ちになったとしても、頑張り方がわからなければ、結果は出ません。具体的な手法を伝える仕組みを考えましょう。
例えば、ミーティング。あるいは、シスター制度。黒服担当制度。(困った時はこの人に聞こう!というわかりやすい制度)
相談の機会を最初は意図的に作りましょう。
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