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部下に“指導”してはいけない

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2019/01/20 (日)

部下に“指導”してはいけない

「上司が部下に指導をする」
上司と部下では、当たり前のように考えがちですが、上司は、部下に指導をするのではなく、部下と一緒に勉強する、成長するという方が、組織として良い結果を得られます。

一般的に「指導」というものには上下関係が存在します。部下は、ほとんどの場合、上司を選べません。上下関係と、上司を尊敬できるかは全く別の話。尊敬できない、ただ偉そうな人の話は、聞く気がしないのは当然のことです。部下がストイックに上司からの指導を望んでいない限り、反発するに違いありません。しかも、上司の指導内容が正しい意見や行動とは限りません。

上司と部下の関係。上司は、部下の夢や目標の達成をお手伝いするのが、重要な役割の一つ。しかし、最初から仕事上の目標を持っているモチベーションの高い人(部下)は、それほどいません。最初は、個人的な夢や目標しかないという人が多いでしょう。

それでも、その個人的な夢や目標にたどりつくために、本人自身が選んだのが、今の仕事なので、それは、金銭的なことも含め、仕事上の成長によって、個人の夢に近付けることも大いにあります。それに気づかせ、サポートできるのが良い上司で、良い組織になるのではないでしょうか。

そのためには少なくとも、上司自身が率先垂範によって目標のために努力する姿や、高い実績を見せなければいけません。
上司も夢を語り、そのために今の仕事が重要であると信じて誰よりも努力をし、嬉々として仕事をしていることが大切です。

部下の個人的な夢も詳細まで把握した上で、そのために、いま目の前の仕事を頑張ることが、夢に近づくことなのだと本人が認識をし、その実現に向けて上司は応援する側に回るのが理想的です。

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