こんな未来を、誰が想像できたでしょうか。
誰も悪くない、でも、このままではまずい、皆さんの悲痛な叫びが聞こえます。
こんな中でも、この状況をチャンスと捉え行動している方々がいます。
【ホステス・キャストさんが、今できること・やるべきこと】
1、今までと変わらない定期的なご連絡
夜の街がまずいことは、お客様でなくても日本中の方が察しています。
ですから、お客様へのご連絡で、悲痛な叫びは不要です。
どんな状況でも、地に足付けてできることを頑張っているその姿を伝えるだけで十分です。
お店への誘導についても、今は積極的にするべきではないでしょう。
気にならない方は気にならないでしょうから、そういう場合無理にお誘いしなくても
きっとお越しくださいます。
逆に、気にしている方を強引にお誘いしてしまうと「自分のことしか考えてない女」と見られてしまいかねません。
今は自分が、「時期が落ちついた時に真っ先にご来店くださるお店」の位置づけになれるよう努力することです。
2、外へのお誘い
こういうタイミングだからこそ、屋外デートのお誘いは良いのではないでしょうか?
屋内よりも、屋外の方がリスクが低いから、という理由でお誘いするのです。
太陽の日の元で、妖艶な話(?)は普通しないでしょうから、
あなたの一人の人間としての人となり、魅力を伝えるには絶好の機会です。
きっと、思い出に残る特別なデートになるはずです。
他の子が、やらなそうなことをやる。しかも、徹底した数をこなす。
時間に余裕がある今だからこそ、できますね!
(そして、大きな声では言えませんが、コロナだから容易に触れないですし、
外のデートは1時間くらいでサクッと終わるという意味でも効率的ですね!笑)
3、生き残るための準備
この状況が長期化しないとは限りません。
華やかな夜の皆さんにこんな助言ははばかられますが、必要以外の出費を控え長期化に備えましょう。
企業も、大企業が最後に生き残る、とも限りません。
膨大な家賃、人件費、広告費、売上の%がわずかに減るだけで、
金額に換算するとものすごい金額のダメージになるわけです。
むしろ、こういう時に最も生き残るという意味で強いのは、
ランニングコストの低い地味な企業です。
ホステスさん、キャストさんも企業のようなものなので、ランニングコストを
下げる工夫をして、とりあえず生き延びましょう。
生き延びた後は、大いに稼いで、大いに使い(?)、
日本経済活性化の起爆剤となってください。
【オーナーさん・店長さんが、今できること・やるべきこと】
1、優秀な人材の確保
本当に残念ですが、きっと、同業者がこれから沢山閉店していきます。
既にその第一波はやってきています。
一時休業に耐えられないホステスさんも溢れています。
そんな時に、もしもあなたのお店が通常営業を続けているのなら、
人材確保の土台として、最も有利な条件でしょう。
今、多少無理をしてでも人材を確保できる資金力があるのなら、
それは大きな強みです。人が集まってきます。
そのことを念頭に置き、日中の活動のご予定を考えてみてはいかがでしょうか。
2、繁華街やお店の近況を発信
日本中が夜の街がどうなっているのかが気になっています。
近況報告は、注目を集めることと思います。
ただし、あまり暗い話題一色にせず、そんな中でも自店舗は
工夫をしたり、できることをやって努力をしているという姿こそが、
ブランディングの一環ではないでしょうか。
【最後に】
同業者は、ライバルであり仲間です。
時期が来たら、皆で手を取り合って、一気に盛り返しましょう!
ナイトクイーングランプリの運営元、日本水商売協会の代表「甲賀 香織」氏
の著書が発売されました。
新型コロナウィルス感染症の震源地として名指しされた「夜の街」。差別的扱いの実態から成長産業としての魅力まで、業界団体代表が業界の全体像を描きます。