①売上0円(または、指名0本)のホステスがいない
②ウェイターの仕事をしない、スカウト・マネジメント業務だけの黒服がいない
儲かる経営の原則はこの2つだというお話を、銀座の有名ママさんから伺いました。
②は特に「銀座ならでは」という気がしますが、①も②も、お店が組織としての仕組みを確立させてさえいれば、起きない問題ではないでしょうか。
①は、教育の仕組み化。
「どうやったら、優秀な方を採用できますか?」とご質問をいただくことが多いのですが、
どこだって、「優秀な方」を採用したいのです。
一つ言えることは、いい店になったら、優秀な方を採用できるということです。
採用の媒体にお金をかける前に、やることは沢山あります。
今いる女の子たちを、育てることです。逆に言えば、育てる力、仕組みさえあれば、
採用なんて大して重要ではなくなります。
教育の仕組みは、組織の形と、ミーティング(教育)のスケジュールが、
今すぐどこでもできる2本柱です。
具体的には、お店の従業員が15名を超えるくらいの数なら、トップであるオーナーの下に、
いくつかのグループを作り、それぞれをマネジメントする“長”を作ると良いでしょう。
それは固定でも、一定期間での流動的なものでも良いですが、オーナー1人で、
15名以上の人数に目を行き届かせるのは無理があります。
②のような人材は、営業の仕組みがあればいらないはず。「マネジメント」という名の、
悩み聞き係、励まし係は、経費の無駄です。「こうすれば、売上が上がり続ける」というお店全体の仕組みを作ることが重要です。
営業の仕組みの例を挙げると、
・顧客リストを収集する仕組み・ルール
・顧客リストを活用する仕組み・ルール
・それを管理する仕組み
難しく見えるかもしれませんが、本来は全く難しいことではなく、ルーティンワークのようなものです。
儲かる仕組みは、とてもシンプルなこと。「やるか、やらないか」だけが問題なのです。
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