ミーティングで熱く語っても、従業員には全然響いている様子がない。
むしろ、冷やかな目で見ていて、心理的距離が離れているようだ。
どうすれば、この想いを共感できるのか。
こんなお悩みを持つオーナー様、多いのではないでしょうか?
そもそも、スタッフとオーナーとは、価値観が違うことがほとんどです。
スタッフ側は「できるだけ楽をして稼ぎたい」
オーナー側は「この事業を発展させたい」
温度差は、元々あって当たり前です。
その前提でオーナー様がやるべきこととは。
①事業に対する熱い想いは持ち続けること
売上だけにこだわっても、“売上向上=オーナーの利益が増える”と捉えられがち。
事業に対する理念を強く持っておくこと。
②自分の側近を作ること
側近=その理念に対する共感者。オーナー様の信頼がおけ、
且つ営業実績などが、トップまたは上位であることが望ましいです。
③従業員と物理的に(時間的に)接する時間を増やすこと。
何かを変えようと思ったら、オーナーは、かなり頻繁に
スタッフと直接コミュニケーションをとる必要があります。
「他の用事で忙しい」と思ったとしても、
従業員とのコミュニケーションを優先させることで、
最終的に良い結果が得られる場合が多いのです。
逆に、オーナーの関与が薄い店舗は、一般的に業績が悪いことが多いようです。
スタッフの考えや、将来の夢などを把握しているか否かも重要です。
④側近(マネージャー)に通訳してもらう
トップとして、熱い想いを語り、
一人一人との面談やコミュニケーションを増やしつつ、
側近に、通訳や補足をしてもらいましょう。
例えば
「オーナーは数字のことを厳しく言うけれど、
これは我々の責任としてやっていかなければいけない。
いや、我々の人生にとっても、乗り越えたい課題だよね」
というように。
⑤側近に側近を作らせる
組織の規模にもよりますが、このようにして組織図が出来上がっていきます。
⑥(戦略的には)ある短期間の目標を作り、それを達成する(させる)こと
成功体験が、組織をまとめます。また、向上心のきっかけになります。
スタッフのためを思って指導をしているのに、温度差があると、
がっかりしてしまいますが、諦めずに地道にやっていけば、
組織はきっと変わるはず。
人は本来、誰でも、向上心を持っています。
「ここで頑張ることで自分が成長でき、もっと幸せになれる!」
と実感した時に、さらに大きな力を発揮するのです。
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