キャスト誰もが経験したことのあるお悩みでは無いでしょうか。
こういう場合、どうすれば良いのでしょうか?
まず、やってしまいがちな対応2つは、
①「やだー〇〇さんったらー!冗談きついわー」
と笑ってごまかす。
②話をそらしてかわす。
隣に座る女の子に片っ端から言っているタイプのお客様なら、
言いたいだけ(挨拶代わり?笑)のようなものなので、
これらの対応で問題ないと思います。
一方、「結構本気で言ってる?」と感じた方への対応は
①②のような感じではNGの場合が多いです。
なぜなら、本質的な問題を解決していないからです。
お客様は
「まったく相手にされていないな」
「こいつ、今かわしたな」「話そらせたな」
と思うので、どちらも良い印象を与えないのです。
次はどうでしょう。
③ズバッと断り、スッパリ切ってしまう。
これが一番楽ですが、売上が減少するだけでなく、
自分の能力が向上しないという点からもおすすめしません。
売れっ子は簡単に切ったりしません。
(でも、選択肢の一つですので、自分をあまり
追い込み過ぎないように、これもアリだとは思います)
では、妥当な対応とは?
④次のお食事の約束をする。
これが、一番です!
お客様「今度、旅行に行こう!」
あなた「お食事に行きましょう!」
お客様「君の部屋を見てみたい」
あなた「お食事に行きましょう!」
お客様「今夜ホテルに来ないなら、もう店には行かない!」
あなた「お食事に行きましょう!」
何を言われても
「お食事に行きましょう!」
で対応です(笑)
言葉に多少のアレンジを加えたとしても、
要は「お食事に誘う」ということです。
なぜお食事なのでしょう。
それは、どんな関係であっても(恋人でも、友人でも、職場関係でも)
まずは相手との信頼関係を築き、仲良くなってからもう一歩近づける、
というのが、人と人とのコミュニケーションの常です。
だから、まずは、お客様のことを知りたい、という意味で
お食事にお誘いするのです。
これは、上面の演技ではなく、本当にその方のことを知ろうとした方が、
うまくいくと思います。
お客様だからといって、人と人との付き合い方に特別なことはなく、
仲良くなろうとしている人とは、沢山コミュニケーションを取って理解したいもの……。
そして、その心の土台があってはじめて人と人との信頼関係が生まれるものです。
「この子が彼女じゃなくても、大切な存在だな」
と思ってもらえることがゴールです。
すると、その関係を決裂したくないので、お客様は、
あなたに嫌われるようなことをしなくなるはずです。
そのために、一番大切なのは、こちらが(人としての)
本気の好意を持って接することです。
それに、真正面からコミュケーションを取っているうちに、
本当に好きになることもあるかもしれませんね。
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