よくある悩みです。
いくつかのパターンに分けて考えてみましょう。
①「来店してくれなくなってしまう」考えているだけで、
実際は外で会うという営業方法を複数試したことがないから
結果はわからないという場合。
もしくは、5人くらいにやってみたものの、
うまくいかないとあきらめた場合。
これは、行動せずに心配だけしているパターンです。
5回(≒少しだけ)試してダメだったから、
というのも同じ意味です。
営業活動に時間を取られるのが嫌だから、
無意識のうちに言い訳にしている場合もあるでしょう。
水商売だけでなく、どの業種でも、商品でも、
上場企業でも零細企業でも、営業活動は、
ほとんどの場合トライ&エラーの繰り返しです。
やりもしないで評論しているようでは、先に進めません。
②何度も試したけれど、実際来店しなくなってしまったという場合。
やり方が間違っている可能性があります。
よくある間違いとしては、
同じ人と何度も外で会ってしまうというミス。
同じ人とは、次の来店があるまで、
二度目は絶対にないと決めるべきです。
お客様の中には、駆け引きが好きで、意図的に来店を匂わして
外で会う、ということをしてくる人もいます。
「もう少しで来店してくれそうだから、もう一度だけ会おう……」
というのは、大抵の場合、うまくいかないので、
スッパリあきらめた方が良いです。(ただし、ご連絡は続けます)
そして敗因は、外で一度会った時に、
敬意や好意を持ってもらえるような対応が
できなかったことである場合が多いようです。
どんなに努力をしても、自分の要因でなく、
NGな場合も、もちろんあります。
いちいち凹んだりせず、チラシ配りのような感覚でトライしてみてください。
③一度は来店してくれたけれど、二度目がなかったという場合。
こういうタイプのお客様には、
もう一度外で会い→また来店してくれる→外で会う→来店
のサイクルを繰り返す必要があります。
手間がかかりますので、素飲みのお客様に
このような対応をするのは、費用対効果が合わないのでおすすめしません。
以上の3パターンのどれに該当するかによって、
対応を分けて考えてみてください。
また、業界の営業方法は時代と共にある程度変化しています。
自分の生活習慣や立場、営業方法に合うか合わないかは、
一度本気でトライしてみてから決める方が、
仕事の能力向上につながると思います。
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