会社として、組織として成功をするためには、
コミュニケーションが必要不可欠です。
人間は機械ではありません。感情のある生き物で、
その感情こそが、最も人を動かす原動力となるのです。
「いや~、コミュニケーションといっても、
うちの会社はそこそこ人数がいるし、そんな時間ないよ」
とおっしゃる企業の社長さん、マネージャーさんは
どの業界でも多いのです。
「女の子なんて、すぐ辞めちゃうし、そんなの時間の無駄無駄」
そんな声も良く耳にします。
確かに、水商売の離職率は高いです。
しかし、卵が先かひよこがさきか、、、
時間の無駄と決めつけてコミュニケーションの時間を取らないから、
女の子たちは辞めてしまうのではないでしょうか。
ある酒造会社の会長さんのお話です。
その会社の社員数は相当なもの(数千人)で、
マネージャー数だけでも数百人はいるはずです。
しかし、その方は、時間をかけて
マネージャー一人一人と面談をするそうです。
その方の多忙さは生半可なものではありません。
それでも、面談した方一人一人が納得し、
面談前より一層高いモチベーションで、
「よし、やってやろうじゃないか!」
となるまで、深い深い話し合いをやめないと言います。
企業は、ヒト・モノ・カネ と良く言いますが、
その中の「ヒト」には、膨大な努力(時間)が必要です。
ポイントは
(時間×頻度×深度)×感情の2乗
「感情」も部下とのコミュニケーションには大切です。
「この人ちょっとおかしいんじゃないか?」
というくらい、部下の成功や、褒めるポイントを、
小さなことでも自分のことのように大喜びをする。
部下と話をする機会があれば、
「この人、なんか嬉しそう」
と思われるくらいに、ニコニコと相手に関心を持って
大きな相槌で聞く。
「ちょっと大げさかな?」と思うくらいでちょうど良いです。
お客様には普段できているはずの、
コミュニケーション方法でしょうから、
それを女の子にも実践するのです。
心から、その子の幸せを願うのです。
マネジメントのプロには、
きっと女の子は心を開いてくれます。
そうなれば辞めたくなっても、その前に相談してくれます。
オーナーさん、社長さん、店長さん、実践してみてください。
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