お店を繁盛させるために、定期的なイベントを企画することは必要不可欠です。
そして、せっかくイベントをやるからには成功させなければ、意味が無い。(意味が無いどころか、イベントの日に閑散としていては、悪いイメージにつながりかねません)
そこで、毎回イベントを成功させている店舗の成功パターンをご紹介します。
①イベントのターゲットと目的を決める
どのような企画なら、お客様は喜ぶのでしょう?
それには、まずターゲットを決める必要があります。
普段あまり来店されない方、新規の方に常連さんになってもらうため
常連さんがさらにお店を応援してくださるように
一度もお店に来たことのない方のきっかけ作り
②企画の内容を考える
例えば、普段あまり来店されない方向けには“ボトルプレゼント”のようなものは、次回来店につながる可能性が高いので有効です。
常連さん向けであれば、普段のお店と違う雰囲気で、マンネリ感を打開するために、コスプレ・ゲームの類も良いと思います。
お店に来たことのない方も、お客様に連れてきてもらい、見込み客リストに加えることも有効です。その場合、お店とは違う場所で、例えばゴルフコンペやバーベキュー、貸切り屋形船などに女の子を動員して、企画するというのも良いですね。
③イベントを告知する
そして、企画内容以上に大切なのは、告知の徹底です。告知が徹底されていないとどうなるか。
例えば、イベントの日に、コスプレをした女子達が待機席にズラリ……。これでは、繁盛していないお店ということを、お客様に明示しているようなものです。これはまずいですね。
とにかく、告知の徹底です。
経営者サイドから、全員にメールで告知。女の子から、女の子の知っているアドレス全員に告知。(同伴ノルマなどを課す前に、メール数のノルマを課すべきです。その方が余程合理的でしょう)
④告知文の内容
イベントのお知らせは、お店からはイベントの告知のみでも良いですが、女の子からお客様にイベントの告知だけをメールしても、お客様からしたら、感じが悪いですよね。
そこで、どうするか。
普通の気遣いメールと見せかけて、「ところで」「そういえば」「追伸」くらいの感じで、イベントをお知らせするくらいで十分でしょう。
もし、イベントに興味がある方は、これだけでも食いつきますし、興味がない方は、気遣いメールの方に反応するだけです。
いずれにせよ、告知をしなければ、(興味がある人でさえ)イベントを知らずに来店できませんので、告知は重要です。
⑤イベントを嫌うお客様への対応
イベントのガチャガチャした感じを嫌うお客様は必ずいます。その方々のご意見を重視しすぎてしまうと、その他の方の満足度を高めることはできません。
お客様のご意見に真摯に対応することはとても素敵な心がけではありますが、お客様のご意見やわがままばかりに振り回されることがないよう、お店の方針を固めておくのも同じくらい重要なことです。
告知を徹底することで、イベントが嫌いな方は、その日を外して来店されるので、そういった意味でも告知は重要です。
月に1度、少なくとも23カ月に1度はイベントを企画することで、活気ある店舗にしましょう!
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